●パソコンの処理能力と消費電力(2011/10/24)

 パソコンで気になるのは、(1)価格、(2)処理能力、(3)騒音、(4)消費電力
(5)設置場所、、となるのでしょうか?
 ※使ってる間は(4)はあまり気にならないでしょう。
 
 サテ、ここでの処理能力とは?についてですが、CPUが早いという事と、メモリーが多い事、
HDD等が早い、色々あるのですが総合的に使えるパソコンであれば良いという事になります。
 色々な方から相談を受ける事があるのですが、私はその人にあった処理能力のお話をする
ので予算、パソコンでしたいと思う作業、使う環境を必ず聞くコトにしています。

 具体的には・・・

1)価格
 予算:最大枠と、想定価格、アプリケーション込みの価格と色々ありますが、基本的に
アプリケーションはのぞいて下さい。(アプリケーションのお話はまた後で。)
最大枠と、標準想定価格が必要だと思います。価格が実は一番重要なので、何を考えるにも
価格を最初に、予算内で納めるか、想定される機能を追加するための出費は可能か?増資の
時期は?等を確認します。
 基本的に増資をする場合は3年以内(CPUなら1年以内)を目安にすれば良いと思いますが、
基本的にはアップグレードは考えるべきではないというのが私の考えです。理由は、アップ
グレードでの相対費用効果が期待できない事です。経年劣化(OSのSP?によるメモリー増加等)
につてはアップグレードで対応するべきだと考えています。
 つまり、可能であれば購入できる一番自分の目的にあったモノの中で性能が良いモノを購
入するべきである、といえるので予算もその辺りを考えるべきでしょう。

2)処理能力
 処理能力についてですが、CPUメーカの最近のHz競争は終わり、コア数競争になっています
が・・・コアなんて、必要?というのが正直な所です。(2つまでは確かに必要性があります
が、3つ以上については「?」が多い。)
 もちろん、パソコンで重い処理を沢山させる場合を想定するのであれば、最高の性能が必要
になるケースがありますが、一般的にインターネットと少しの表計算、時々ゲーム?という場
合は、チョット考えてみましょう。(今まで相談された方の質問で一番の問題になるのがココ
でした。)
 最高の性能を求めると、価格も20~30万円程度を越えてきます。しかし・・・利用する
目的が開発や、並列処理を必要とする画像処理等の場合は殆どないでしょう。
 具体的に、CPUは2Ghzもあれば十分。インターネットと表計算・ワープロ限定なら、1Ghz
でも有り余るCPU性能だといえます。では不足しているのは何か?
 CPUが遅いと、他の性能もダウングレードされています。コレはメモリ、HDD、GPU等付随す
る性能もダウングレードしているのです。この辺りを価格とのトレードアップをすれば満足
出来るパソコンが、それなりの価格で購入する事が可能であるという事はわかります。

・・・と、いうコトは最近店頭5台限りのパソコンでもいいのでは? と思ったアナタ。
大正解! 正直、2010年以降のディスクトップパソコンであれば価格は安くても十分に使え
る性能をもっていると思います。
※一般的な性能なので、ショップ製PCや、一部のお安い機種は除きます。

 しかしながら、ゲームを目的の1つに入れる場合、GPUは少し考える必要があります。
CPU内蔵のGPUは最近のモノは良くなっていますが、ゲームが出来る程に良いモノではありま
せん。(簡単なゲームや、処理を軽くして動く程度には「出来る」といえますが。)
 最低でも1万円前後のGPUカードの検討をした方が良いでしょう。

 処理能力で現在一番不足しているのは、HDDの速度不足が一番の問題です。逆にいえば、
HDDを早くしてしまえば、パソコン全体の性能が倍くらい上がった錯覚を覚えます。

 これから、パソコンに、「キャッシュソフト」か、「SSD」の導入を検討するのが1番。
2番目にGPUの性能。CPUの性能はあまり考えなくても良いというコトになります。
※2009年以前のモデルの場合は、CPUを含めた検討が必要です。

 ハッキリ言うと、CPUの500Mhz程度の速度アップは体感上ではあまり効果がない。と
いうのが、実際に利用しての感想です。(1Ghz程度アップするとサスガに体感できます。)
本音の部分は100Mhzで迷ったら、遅い方で十分だというコトです。
※その100Mhz分の処理が待てないなら、早い方を購入しましょう。

3)騒音
 ディスクトップで問題になるのが「騒音」です。音の原因は最近のパソコンであれば、
ファンの音でしょう。昔のパソコンはHDDの騒音でした。
 これを小さくするには? 水冷や、大口径ファンの搭載等色々ありますが、根本が
間違っているのです。
 熱いCPUや熱いGPUを冷やすためにこれらが必要になるのであって、逆に冷やす必要が
ないパソコンを購入してしまえば、騒音も自動的に少なくなるのです。
 故に、騒音が一度でも問題になった方は、(2)の処理性能と(3)の騒音は相関が
あると思って下さい。(処理速度の速いパソコンは、音もウルサイと。)
 ただし、一つ違う部分があります。新しいパソコン程同じ処理をする際に出す熱量は
少なくなっているケースが多いため、新しいパソコンになればなるほど、騒音は下がる
方向にあります。

4)消費電力
 最近、脚光を浴びている「消費電力」ですが、そもそもパソコンでの電力は何をして
いるのでしょう?
 電力をトランジスタ素子に送り込んで処理をさせると熱に変換されます。これは高速
になればなるほど、n乗というトンデモない数字で熱量が上がっていきます。つまり、
消費電力の多いパソコンは廃熱が多いパソコンというコトになります。冬は暖房の代わ
りになりますネ。(^^;
 閑話休題(それはサテおき)。

 消費電力を下げるという目的で色々なサイトを見ていて思うのですが、そもそも消費
電力が多いディスクトップを購入するより、ノート型PCを購入すれば良いという結論が
消費電力を追求すれば自動的に結論に至るコトになります。
 同じ処理をするために、ディスクトップでは平気で100w程度の電力を必要としま
すが、ノートパソコンでは10~50w程度になっていると思います。(ゲームノート
等は100Wを超えますが、ソレは別にします。)

 消費電力を考えるのが購入前なら、それはノートパソコンが一番の候補であるといえ
ます。購入後であれば、考えるべきは「A)電源」「B)CPU」「C)GPU」です。
A)電源は、GOLDやBRONZEというラベルがある電源を購入するコトでより消費電力を押さ
えるコトが出来るようになります。(変換効率が上がっているのです。ただし、高額)
B)CPUですが、ノートパソコンは原則交換できません。ディスクトップ限定になります
が、ソケット形状と電圧、マザーボードが対応していれば、より消費電力の低いモノに
交換するコトで消費電力を下げるコトが可能です。また、複数コアの場合BIOS等により、
コア数を下げる事により消費電力を下げる事が可能ですが、電力効果の程はあまり目に
見えません。
C)GPUを2世代程度新しいモノで同程度の処理能力があるモノにすると、消費電力は約
10%程度下がっているそうです。消費電力で確認するにはファンがあるか無いか?
でわかります。ファンがあるモノは、ファンを回さなければならない程消費電力が高い
モノだという事です。(必ずとはいえませんが。)

5)設置場所
 使い勝手の問題からすれば、キーボードとマウス、ディスプレイの3点だけが最高の
パソコンです。ただし、机で利用する場合は、机1つを使ってしまうという問題がある
のです。
 ノートパソコンは?と思いますが、どこでもコンパクトに使えるというレベルでは
問題ありませんが、使い勝手からすれば確実に通常のディスクトップに軍配があがり
ます。
 自分のスタイルにあった利用方法を模索してみる必要がありますが、コンパクトは
機能もコンパクトなので、(2)の性能とトレードオフだという事を知っておいて損
は無いと思います。

 さて、それではどうするか?ですが、ディスプレイは液晶ディスプレイだと思います。
これは後ろに取り付け穴が4つ空いているモノと、無いものがあります。無いモノは
残念ですが、自作で色々と検討するしかありませが、ある場合は「アーム」なるモノ
を利用して机の上からディスプレイを排除できます。(アームは自由に動くので、自
分のポジションで固定するのが良いでしょう。)
 同様に、手のひらサイズのパソコンであれば、工夫すればアームの上やディスプレ
イの後ろを利用して取り付けが可能です。
 マウスですが、実はぐるぐる動かすので場所が必要だと思ってしまいますが、トラッ
クボールというマウスにすれば場所は取りません。(取り扱いが慣れるまで難しい)
 最後にキーボードですが、これはワイヤレスにして使わない時や、机が必要になっ
た時にサっとしまえる環境にしておくという事で机を最大限有効に使えると思います。

 最後に購入する時期についてですが、パソコンを購入する気があるなら購入する動
機次第で、今必要無いなら、購入の必要はありません。必要なら、今が購入する時で
す。コレを間違えると無駄な買い物をする事になります。
 パソコンの性能は日進月歩。後から出たパソコンが機能も豊富で消費電力が少なく、
早いというのは当たり前の事なので、迷ったら必要な時に必要なだけあれば良い。
この考えで間違ってないと思います。

 と、いう事で過去に質問された内容を網羅してみました。手前味噌なので参考には
ならないかもしれませんが、参考になれば幸いです。