Geforce760は省電力ビデオカードなのか?
初めて中級GPUボードを購入したのですが、利用するにもどの程度のモノなのか?を検証してみました。(従来は簡易ビデオボードばかりでした。)
リソースは、「Geforce760」購入動機は、ある程度お安くかつ、ある程度過去にないような高速で動き、省エネ性能に富んでいるGPUを検討していました。
実を言えば、Radion7790を考えていたのですが、その理由は消費電力あたりの性能が高いという一点からでした。
過去にも同様の理由でGPUを購入しているのですが、メディアで紹介されている内容に少々疑問を持っていたため、今回は違う側面から見て消費電力あたりの性能が低いと思われるモノを選択したという経緯があります。
本当はGeforceTITANを購入したかったのですが、対費用効果という面では性能の1.3倍に価格は2倍になるという最近のビデオカードの法則があるようですので、費用効果上一番コスト的に問題のないものでかつそれなりに性能の高いものが実は消費電力あたりの性能も高いのではないか?という結論に至ったというワケです。
なお、このページの内容には、かなり偏った個人的な見解が含まれていますので、一般的ではないかもしれません。
ベンチマークの結果を見ると、Radion勢の消費電力あたりの性能が良い事がわかるのですが、実はベンチマークでは実用面から考えられえてはいません。
実用本位で考えるとゲームに利用する時、GPGPUとして利用する時の両方で検討するべきなのですが、最近の記事はその内容の殆どは「最新のゲーム」に焦点を当てている事が問題だと考えています。
現時点でも「そう」ですが、Directx11に対応してフルスペックで動作するゲームがどの程度あるか?という問題ですが、フルスペックでなくても快適に遊べるモノがほとんどですし、フルスペックのゲームはまだ出てこないのが現状だと思います。
では最新のGPUを購入すると何がいいのか?という部分ですが、実際にベンチマークと一部のゲーム、GPGPU程度の利用くらいしかないというワケなのです。
3DMarkのベンチマークから考えてみたいと思います。
付属している消費電力とオーバークロック関連の制御を行うソフトで調整しながらベンチマークの結果を検討してみたいと思いました。
【Palit】Geforce760 JetStream
| 項目 | Ice | Croud | Fire | 消費電力W(平均W) |
| ★ 標準 ★ | 133076 | 19300 | 5869 | 275-92(250) |
| 電力10%Off | 131471 | 19057 | 5761 | 259-71(235) |
| 電力20%Off | 131474 | 18690 | 5588 | 253-71(210) |
| 電力30%Off | 130785 | 18142 | 5423 | 251-71(200) |
| 電力40%Off | 129360 | 18486 | 5322 | 251-71(190) |
| 60PFS固定 | 14679 | 10990 | 5782 | 240-76(90) |
| IntelHD4000 | 43862 | 5539 | 626 | 58 変化なし |
| IntelHD4000M | 30387 | 3363 | 498 | 32 変化なし |
さて、このベンチマーク結果から考えられるのは、最新のゲーム等で利用する部分はFireの部分でDirectX11の機能を使いこなしていることになりますが、消費電力に比例してスコアが悪くなっている=消費電力とは相関の関係にあるといえると思います。恐らくは逆にオーバークロック等で性能を引き上げてやればスコアは良くなると思われます。
ただ、目的はソコではありませんので、省エネ性能としては必要な時に必要なだけ、また必要がない時は消費電力は少ない程良いという事で考えてみると、実はIceの部分では消費電力にある程度左右されますが、それほど下がらないという事がみえてきます。
また、FPS基準で考えれば(平均消費電力の算出にFireの消費電力では計測していません)全部込みで90W前後の消費電力という事は別のパソコンIntel Core i7 470 + Geforce9600GT が約101Wでほぼ同じ消費電力になりますが、GPUが違うため最大消費電力は倍以上になります。
何で考えるのが一番なのか?という部分ですが、FPSベースだと無駄が無いのではないか?と思っています。
理由は、3D用のディスプレイは140Hz程度の出力が必要になりますが、それでも最大140FPS。通常は120Hz。普通のディスプレイなら60Hz。と、考えると自分のディスプレイに合ったFPSを選択する事で無駄な諸費電力を抑える事ができるという事になります。
実は通常モードではベンチマークの途中では最大1200FPSを超える程度の性能があるようです。無駄な性能は無駄な電力になりますから、FPSを自分のディスプレイに設定することで消費電力を抑える事ができる事になります。
恐らく、Titanの海外のサイトでも同様の報告がある模様ですから、考え方自体は間違ってないようです。使いどころを間違わないように設定をきちんとすれば実は省エネと必要な性能を持ったビデオカードだという事がわかります。
性能と対費用効果が望めるのであればもう少しレベルの高いビデオカードでも良いのではないか?と思えてきます。
セッティングとしては、私の環境では60FPS+消費電力30%ダウン+0.01v低下というあたりで安定して動いていますから、この辺りで良いと考えています。
と、いう事でチェックを終了します。
※個人的には、ゲーム+GPGPUでの利用を検討していますので、この選択で問題ないワケです。平均消費電力90WだとGeforce9600とほぼ変わらないので満足しています。
なお、GPU処理が必要ない場合、消費電力は65W前後とCPU側のGPUを利用してくれるドライバのため、ゲームやPhotoshop等のGPUパワーが必要な時のみ切り替わるようです。後はAMD製のようにアイドル時は0Wに近づくと嬉しいのですが今後の製品に期待です。